2019年10月23日水曜日

190330 note / Twin inside twin



190330-01/08 Twin inside twin : Kiminari Hashimoto  / 251x177mm each/ ink on paper;Kokuyo Campusnote  橋本公成


from web news ----

Fetus-in-fetu 胎児内胎児 (Twin inside twin)
受精卵の細胞分裂がうまくいかず、大きな胎児が小さな胎児を包み込んでしまう。
一卵性双生児の一人がもう一人に取り込まれてしまう。
2019年2/22 に出産し取り出されニュースとして配信された。

一つの個体が、別の個体に吸収され、その中で存在しているという事例は今までもあったであろう特殊な事であるかもしれないが生物学的、発生学的な出来事として目に見える形で示されたことは興味深い出来事です。
なぜそれが興味深いと思えるかと言えば、私たちが生きてる生活の中で、人格としての個体が他の個体に取り込まれて存在しているように思えることがイメージとしてはあるからです。
誰かの大きな考えに影響を受けて、知らず知らずのうちにその影響下にあるようにふるまってしまっているということを感じたりすることがあるからです。



84年頃に最初に描いたtube body コンセプトのドローイングは、今にして思えばCTスキャンのようなある座標平面でスライスされたような図です。解剖学的な具象性はなく観念的なイラストレーションです。
Twin inside twin のニュースによって3/30に再びtube body コンセプトで8点、イラストレートする。位相幾何的図としての完成に至らず継続。


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