昨年に続き 猛暑の夏がようやくいき 神嘗月
191016-17:29 小牧大草の夕日 |
柿を むさぼるように 喰らふ
毎日毎日、医者いらず
191025 |
冷たい雨
ストーブ入れる
冬じたく
季語だらけだから俳句ではない。しかし五七五リズムの制限された文字であらわすという形式は表現の問題を考えるうえで本質的なことを考えさせてくれる。
我、詠む ということで言えばその状態で完結していることが
汝、詠む ということになると省略されている部分を想像しなければならないという問題がある。
「ストーブを入れる」という部分も文字を見ればストーブを空間に入れるというふうにも見ることができるが、我は「スイッチを」入れるの部分が省略されている。汝はその部分の複数の状況を想像し、多様な解釈となる。
191031 |
角が立ち
去勢されたる
大和柿
近所のスーパーには種無し柿。
箱に入れて作ったような真四角の大和と和歌山産
神楽月
虫を追いかけて
走行中のバイクの前を
ぶつかりそうになりながら
紋付が横切り
電線に駆け上がった百舌鳥が
高鳴きをして立冬を告げる
革を着て
大学に着けば
紫式部にアオスジアゲハ