80年代に仕事先で使用していた製版カメラです。今はTooと名前が変わったデザイン画材屋 いづみや さんが扱っていたアメリカ製のカメラです。カラーコピー機の無い頃はペンと水彩画で描かれた陶磁器人形の完成イメージスケッチをカラー撮影してアメリカのバイヤーに郵送しデザインの確認をしていました。メインはカタログやチラシなどの製版や陶磁器の転写原稿作成用のものですが、僕はずっとこのカメラの管理を任されていたので、立体撮影に使ったりいろいろ実験的なことをして遊びました。自身のカメラ歴の中ではもっとも長い時間かかわったカメラかも。明室で撮影から現像までできるカメラでした。
Too 100年ヒストリーII 機材の取り扱いがスタート1970(昭和45)年〜1987(昭和62)年
いづみや さんはTooと社名を変えて今もありますが、このアメリカ製のカメラを参考に独自で開発し商品化しました。長くかかわったのはこの日本製の方だったかも。個人用に印画紙とフィルムを買って、作品やドローイング制作に使用しました。デジタル入稿に完全に変わった時、このカメラをもらいました。今世紀初頭の頃です。
ステッピングモーターやスクリューで50 ~400%?くらい調整でき、ハロゲンライトで露光時間も制御でき、レンズも利用できる。
処分を決めたのでキネティック部品として欲しいという方はメッセまでどうぞ。20数年たってるので現像定着液のサービスは終了してるため製版カメラとしての使用はできません。