kiminari Hashimoto "sardine 180703-01a" |
Kiminari Hashimoto "sardine 180703-02" |
Kiminari Hashimoto "sardine 180703-03/06" |
Kiminari Hashimoto "sardine 180703-07" |
群れで回遊する鰯の表面の保護色は、背側が鰯より上から見た時の海底の青に、腹側は鰯より下から見上げた太陽の光を反射するキラキラ光る水面に擬態したと言われている。全体は金属光沢であるから、キラキラと光る群れは海の水中でより効果を発揮するだろう。鰯より大きな鯖になると、背側に青の濃淡が模様として表れているが、鯖より小さい鰯は群れでその濃淡を擬態できるので模様は必要ないということだろうか。
それならば、鰯の背側に見られる黒く細い線は、この模様はまったく魚網にそっくりなのだが、魚網のカモフラージュ模様ということだろうか。網の中での擬態?それならば、網が登場してから獲得した進化だろうか。人類が登場して網という道具を発明してからの?
鰯の表面を肉筆で再現する試みで、絵画的構造色を探ってみる。
しかし、この絵は何からのカモフラージュで、何に擬態するのか。