『王様は裸だ!』
こう叫ぶことこそが、今、芸術家という社会奉仕人が世界に対して、最もやらなければならないことじゃぁないのか。
<この禍の環境下の表現>などと、のんきなこと言ってる場合じゃなくて。今起こっていることから目を背けることじゃなくて。
いや、老師、おことばですが、誰も目を背けてませんよ。それなりにみんな真摯にこの状況に向き合って、なんとか、よい方向を模索してるんじゃあないですか。
そんなまじめに考えている人たちに向かってあんまりな言い草じゃあないですか。
君は何を言ってるんじゃ。彼らのやってることといえば、何の説明もなしに既にこの禍が「ある」という前提に立って、そのこと「ある」ということ自体を深く多角的に見ることなく、表層の「みんながあるといっていること」に沿って行動しているに過ぎない。
どうして、今の芸術家という者たちは表現ばっかり先走って、今起こっている足元の出来事をもっと多角的に「見る」ことを突き詰めないんだ。芸術活動の本質とは「作る」ことではなく作る前に「見る」ことでほとんどの時間が費やされねばならないというのに。「作る」という行動に至った段階では、ほぼ作品はできあがってるといってもいい。
何度でも言おう。
『王様は裸だ!』『王様は裸だ!』『王様は裸だ!』『王様は裸だ!』『王様は裸だ!』
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201114 小説「感染」第三章 <大神少年テレビと裸の王様>
大統領は4年前から一生懸命、何度も何度も
「王様は裸だ!王様は裸だ!」と叫んでいたんだが、この時の「王様」というのは現代の民主主義的共同体運営社会では「民」のことなんだということにみんな気づいていないということが悲劇的なことだったんだ。
201108 小説「感染」第三章~第三波~選挙投票~
https://pavlovsdogxschrodingerscat.blogspot.com/2020/11/201108.html
裸の王様は寅さんではなく、寅さんこそが「王様は裸だ!」とfake news teams の仕掛けた世紀最大の虚構のオフレコを暴いたのだ。