Plan : EXPO2005 ( 5/2- 5/15/2005 ) For Children
「つち」を「たべて」いきてきた「せと」のひとたちは「みみず」とよばれたりします。
じっさいに「つち」を「たべて」いるのではありませんが、「つち」をほって「かたち」をつくり、「かま」にいれて、やきます。「やきもの」でさかえた「せと」のひとたちは「つち」を「たべる」ように「つち」を「しょうひ」してきたことのたとえです。「かとうとうくろう」という「とうげいか」のひとは、よい「やきもの」の「つち」をもとめていろんなところへいき、じっさい「くち」にふくんで、「した」でよい「つち」かどうかをたしかめていました。
『みみずだいさくせん』は「つち」を「たべる」ぷろじぇくとではありません。
が、「みみず」のように「つち」を「たがやし」てちょっとちがった「つち」にします。それを「こうさく」とよびます。ふつう「こうさく」というとなにか「どうぐ」をつかいますが、この『みみずだいさくせん』では「からだ」が「どうぐ」です。「じぶん」の「て」と「て」をあわせて、そのあいだに「つち」をいれ「にぎる」と「て」と「て」にはさまれた「かたち」の「つちのかたまり」ができます。その「かたち」は「つち」の「かたち」ではなく「て」が「かたどられたかたち」です。「じぶん」と「じぶんでないひと」の「て」と「て」をあわせて、おなじようにしてできた「かたち」は「じぶん」と「じぶんでないひと」の「て」と「て」があわさった「かたどられたかたち」になります。それはじぶんの「て」だけで「つくる」ときよりちょっと「つくりにくい」かもしれません。こんなふうに「なにかをつくる」や「なにかのかたちをつくる」という「こうさく」でなく、「ちょっとちがったつちのじょうたい」を「こうさく」します。
09/03/2004 AM 03:56
* マンモスよりミミズがえらい
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