まったく、突然、いきなり、季節が変わった2週間前、
雨のち、寒気、さむい朝、冬支度
その日を境に自身の変化を実感し、吉祥のあかしと心にとめる。
その日から二週間、
ここ数日の温かさで春が来たと間違えた李の芽が一つ花をつけ、一枝が若葉を芽吹く。
来年のための新たな素材の実験をしていると、
頭頂がまだ黒っぽい若い紋付がバタバタと足元に飛んできて、互いの気配に驚くも、地面の虫をついばんではその枝に戻るを繰り返すこと暫し。
夏の日には大量の果実として授業後のおやつを提供してくれたスモモ、
来年は廃墟の鳥獣たちの胃袋を満たすのか、
それともバッサリされるのか
ポカポカテラスの秋の夕暮れ