主に植物の種子を好む植物系雑食のトモエガモは、同じ食性のオシドリと近い場所に集まっている。ミコアイサの♀もたまに見られるが、マガモ、ホシハジロ、カンムリカイツブリに近い場所に集まってることが多い。もぐって魚を食べるミコアイサは独自のグループを形成し行動している。この周辺にいくつものため池や河川があるが、オシドリ約50羽の群れとトモエガモの15,6羽のグループが荒池を選ぶのは外敵より身を隠す比較的安全な水際の藪と鉱物のどんぐりの木が多いことによるのだろう。
♂ 8,♀ 8 、千葉県北印旛沼の数万羽越冬地に比べれば荒池に飛来する15-6羽はほんの小さな迷い鳥グループ。荒池では1年前もこれくらいの規模の飛来。毎年同じ個体あるいはその近くにいる個体の飛来でしょうか。
なぜ、同じくらいの規模が毎年同じ地域に飛来するのでしょうか。
17:07-17:30
千葉の数万羽の群れはシベリア東部バイカル湖周辺での大きな繁殖地での群れがまとまって飛来すると仮定すれば、その他あちこち日本の地域に飛来するものは、シベリア~中国、朝鮮半島にわたる小規模のあちこちの繁殖地から越冬飛来してきていると推測することができる。
かつて食用でカモ類の中で最も美味だったことから味鴨、䳑(アジ)と呼ばれたトモエガモ。
乱獲などで数が減っていたが、近年は逆に増えているという報告があります。しかしここ荒池に飛来するのは15,6羽程度とここ2年変わりありません。今のところ
参考:
「トモエガモの越冬数が急増している」
バードリサーチニュース 2022年11月02日 著者:神山和夫
wiki
ある4月のシベリア、バイカル湖近く (1988 April 29)