2017年12月24日日曜日

数えることができる記憶を





冷え込む秋の夕暮れの椅子に座って長い時間お話をした。
身体のできごとから表現のテーマが新たに展開した展示
身体を工場の装置に見たて最小限の手を加えた表現は、方法が違えど親近感を覚えた。
その時も、相変わらず強い煙草を吸っていた彼女。


旧井元為三郎邸の茶室の狭い空間に三人ではいり、その空間の装置について語らった。

どんなもんじゃの帰りだったか?
今村君たちと一緒に飲んだのが、なぜ円頓寺商店街だったのか思い出せない。

二十年前の市美での企画展は僕も展示していたが、その時話した記憶はない。
彼女の作る「場」は、多くの人が言うようにそぎ落とした表現というものとは違うだろう。

真っ赤な服の小さな妖精
子供のような声におどろいた愛知製陶所最期の展示


数えることができる記憶を全部思い出して
きょうは







"the multi-house (s)" No.2 :back view / Yuriko Kurimoto 2008