2016年10月27日木曜日
「パナマにはパナマの、中川には中川の¥為がある」vol.02 # A political allegory
http://pavlovsdogxschrodingerscat.blogspot.jp/2015/03/blog-post_11.html
今朝、こんな夢を見た。
ため池のような中川運河の水が
山のように盛り上がり
川下のほうから蒸気船にのった白楽天があらわれる
白楽天は自転車のペダルを漕いで
鵜のかたちをした真っ黒な船は
蒸気船なのに、なぜだか積んでいる
クーリングタワーから
黙黙と白い煙をあげている
白楽天が漕ぐペダルのリズムに合わせて
鵜頭のくちばしが開閉し
吸い込んだ水と一緒に
ぼらが吐き出される
やがて
松重閘門のほうから
貧しい木舟にのって漁師に化身した
住吉明神が
ボロ布をまとい
全身、胡粉を塗ったいでたちで
あらわれ
白楽天と問答する
東に、高速道路と松重閘門
西に、名鉄電車と新幹線
南向き
中間にある絶好のロケーションの
森石油の屋上からは
左目が住吉明神をとらえ
右目が白楽天をとらえ
左耳が住吉明神の謡をとらえ
右耳が白楽天の謡をとらえ
問答がよく聞こえるはずなのに
新幹線の走る音にかき消され
はっきりと聞き取りにくい
問答は四年もつづいた
けっきょく
問答の内容は
よく聴き取れないままに
いつのまにか鏡面にもどった運河を
白楽天は名古屋港に向かって
去っていった
中川運河白楽天図屏風の段
2015年3月11日 14:46
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Leonardo da Vinci "A political allegory" 1495
![]() |
"A political allegory" Leonardo da Vinci / Royal Collection Trust/© Her Majesty Queen Elizabeth II 2016
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https://www.royalcollection.org.uk/collection/912496/a-political-allegory
Leonardo da Vinci (Vinci 1452-Amboise 1519)
A political allegory c.1495
Red chalk
Royal Collection Trust/© Her Majesty Queen Elizabeth II 2016
A drawing of a sailboat at sea, in the stern of which a wolf sits with his right paw on a compass, and his left paw holding the tiller. The mast is an olive tree. The compass points straight at an eagle, which is perched on a globe resting on the shore. A rocky landscape forms the background. It is generally accepted that the drawing has a political meaning, though suggested interpretations have varied widely - an allegory on the magnetic north pole, on river navigation, or on the relationship between Pope Leo X and King Francis I around 1515-16. The eagle apparently wears the French crown, and the wolf is very probably the Pope, steering the Ship of the Church (in St Ambrose's exegesis the Ship of the Church has as its mast the Cross of Christ; rather than using a pictorially disruptive crucifix, Leonardo substituted the Tree of Life, a branch of which was planted on Adam's grave, itself growing into a tree from which ultimately the Cross was fashioned). Analysis of the drawing style points to a date in the mid-1490s. The dry handling of the red chalk is that of the sketches in Leonardo's Manuscript H (Paris, Institut de France), and the watermark is identical to that on a sheet of studies of men in action of the same period (912643). The comparison with MS H is not confined to style, for that notebook of c.1493-4 contains most of Leonardo's notes on animal allegories and shows that he was at that time fascinated by such symbolism. Excepting the nurturer of Romulus and Remus, the wolf is almost always a negative symbol, of gluttony, rapaciousness and corruption of all kinds - characteristics regularly associated with the then pope, Alexander VI, by his many enemies. In September 1494 the army of Charles VIII of France entered Italy to press the King's claim to the throne of Naples. Though Alexander VI considered ordering the papal troops to resist Charles, his position was undermined by internal dissent and by the end of 1494 Charles was in Rome. Alexander frustrated Charles's demands to acknowledge him as ruler of Naples, but was unable to prevent him marching on the city (taking with him as a hostage the Pope's son Cesare Borgia) and usurping the throne. This seems then to be the context of Leonardo's allegory, a weakened Alexander VI cowering before and being guided by the magnificence of the French King. In the 1490s Leonardo was artist to the Sforza court in Milan, which had been closely involved with the affairs of Alexander VI. But in 1494 Ludovico Sforza abandoned his carefully forged alliance with the papacy, realigning himself with the French and allowing the troops to march through Lombardy unopposed, and the prevailing sentiment at the Milanese court would have been openly pro-French. The sheet was probably a finished work of art intended for a member of the Sforza court. The drawing does not bear a Melzi number and may have a different early provenance from the bulk of the Leonardos at Windsor. Adapted from Royal Treasures, A Golden Jubilee Celebration, London 2002. For a fuller treatment see M. Clayton, 'Leonardo's Gypsies, and the Wolf and the Eagle', Apollo, August 2002, pp. 27-33.
Provenance
[Perhaps bequeathed to Francesco Melzi; from whose heirs purchased by] Pompeo Leoni, c.1582-90; Thomas Howard, 2nd Earl of Arundel, by 1630; Probably acquired by Charles II; Royal Collection by 1690
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白楽天図屏風 尾形光琳
http://pavlovsdogxschrodingerscat.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html
「パナマにはパナマの、中川には中川の¥為がある」vol.01 #集団的自衛権
【擬攻撃】
運河沿いの本当にさわやかで心地よいさつき風の通るラボにて。
私の眼はといえば、対岸の材木屋の屋根で繰り広げられているカラスの擬攻撃(モビング)に釘付けである。
カラスは自分より大きな鳥が現れると猛禽類などにも嫌がらせを仕掛け追い払おうとします。彼らはいつも一羽ではなく、二羽で、あるいはそれ以上の集団でやってきます。
ここをテリトリーにしているアオサギは相当頭にきてるらしく黒い冠羽がモヒカンのように垂直に逆立っています。
最終的には「相手にしとれん!」と去っていきました。
約1分間の中川運河甍海劇場は運が良ければ中川運河沿いでも見ることができます。
カラスのモビングは集団的自衛手段です。
一方で、このモビング(擬攻撃)を利用した狩猟法=木菟びき(ずくびき)というものがあります。フクロウやミミズクを囮にカラスを捕らえる狩猟法で、信州上田のあたりでは「カラス田楽」なる食べ物があったそうです。
2015年5月2日 15:00
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「パナマにはパナマの、中川には中川の¥為がある」vol.001 # mobbing / 集団的自衛権 烏田楽
2016年10月27日
http://panamaxnakagawa-entame.blogspot.com/2016/10/vol001-mobbing.html
2016年10月24日月曜日
オオカラモズ JAN 1984 鍋田
「鍋田にオオカラモズが出たから、明日鍋田に撮影に行く」と日比野氏より連絡があり
「ついては、オオカラモズのデコイを作ってくれないか」と言う。
冬の鍋田干拓地は、見晴らしよく、ねずみが豊富だからかコミミズクや猛禽類が多く飛来する。その被写体を目あてに愛鳥家という名の大砲(超望遠レンズ)を抱えたハンターが田んぼのあぜ道に、何台もの4WDが敵陣を囲む戦車のように獲物との間合いを詰める。
その過程で誰かがオオカラモズの飛来を確認したのだろう。
といっても鍋田干拓地は結構広い。そのために、デコイを使っておびき寄せるという作戦らしい。
オオカラモズと言うからには通常のモズよりも大きいのだろうが。
図鑑でだいたいの大きさ(全長約30㎝)と色を教えられ、一晩で作らなければならないから、キブシにするかフォルモ(石塑粘土)にするか迷ったが、彩色まですることを考えて短期間での制作には扱いにくいがフォルモで作ることに。
ストーブで強制乾燥し、徹夜で何とかでっちあげるか、強制乾燥したため薄い尾羽根が垂れて情けない姿。これにはたしてオオカラモズは騙されるだろうか?
オオカラモズの発見場所の情報を得て、竹竿に固定したオオカラモズのデコイを設置し、待つこと数分。
明らかにオオカラモズは意識はしている様子。
デコイが一回り大きかったためか、かなり警戒している。
ホバリングをしながら偵察し、一定距離を保ってまた去ることを繰り返す。
追記
一般的に美術作品なりデザインされた商品であれその対象はヒトに向けられている。ところでこのオオカラモズのデコイの鑑賞対象は誰かというと、それはヒトではなくオオカラモズという鳥に向けられている。
奥行きを表現したイリュージョン絵画がヒトの目を欺く装置と考えると、このデコイ(彩色された立体彫塑物)は鳥の目を欺く装置ともいえる。
2016年10月23日日曜日
「パナマにはパナマの、中川には中川の¥為がある」vol.03 #トウヘンボク #植生
栴檀(センダン)の別名、トウヘンボク。
花は、古名「アフチ」(=「淡い藤」)の語源であると同時に、樗色(おうちいろ)として親しまれているという。一方で「この材は古来罪人を梟首するに用いし故にこの材を用ゆることを嫌う人多し」(大日本有用樹木効用編)また、「日本では梟首に使われて悪木とされるが、インドではこの木に邪気を払う力があると信じられている。この俗信が中国を経て日本に伝わり獄門台に使われ始めたのだ」(紀州田辺の生物=南方熊楠の新聞連載随筆)
引用元: http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-sendan.htm
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「パナマにはパナマの、中川には中川の¥為がある」vol.004 # given name /トウヘンボク
2016年10月27日
http://panamaxnakagawa-entame.blogspot.com/2016/10/vol004.html
2016年10月19日水曜日
トリのこと ~愛知にくるトリさるトリすむトリ~
「ねえママ、トリさんはゲイジツのソザイなの?」
鳥については名古屋に来てからより付き合いが深くなった。
なにせ、初めてグラフィックの仕事としてデザインしたシンボルマークは鳥類イラストレーションで高名なジョン・ジェームス・オーデュボンのコレクションシリーズだった。
まだかろうじてアメリカへの輸出があった80年代初頭の瀬戸。磁器で作られた精巧な鳥の置物は剥製を代用するインテリアアクセサリーとして、かの地では需要があったのだ。
精巧な生態模型、立体花鳥風月としての置物。BoehmやKaiser、LeftonやGoebel、Sadekなどのブランドがこぞって新商品を発表し、それらのいくつかの下請けメーカーとして「瀬戸ノベルティ」が発展した。
少なくとも85年のプラザ合意までは。
そんな関係で原型を作るためのイメージスケッチを描かなくちゃいけなかった僕は500㎜レンズを買って野鳥観察を始めた。だけど実はそれは口実で、観察それ自体に興味があったのだ。
そんな事をしていたから、いろんな人が鳥を持ってやってくる。倉庫屋根裏の巣から落ちたムクドリやスズメのヒナを持ってやってくる。
また、ある時は道端にうずくまって飛び立てないインコやカナリアを持ち帰ってはアパートの部屋で放し飼いにする。成鳥のインコやカナリアはまだいいが、ヒナを育てるのは大変だ。鳥の体温(40~42℃)は人間のそれよりはるかに高い。スズメは一番高く42~3℃。中途半端な愛玩では結局、死なせてしまう。
解剖途中のスズメが冷蔵庫にいて、泊りに来た弟が扉を開けてビックリする。
毎週末のように県内あちこち撮影に行く。
一人で悪戦苦闘していた時はブラインドまがいのもので擬態したり庄内川にゴムボートを牽いてカワセミに近づこうとしたりと苦労したが、車で行くようになると下げた窓ガラスに大砲の先をのせ手元でファインダーをのぞく2点支えでの車中撮影は、ブラインド不要で鳥に近づける便利な方法だと気付く。
「珍しいオオカラモズが鍋田にでたから、明朝、出発するまでにおとりのデコイを作れないか」と、いつも誘ってくれる野鳥の会の人に頼まれる。その人とは毎週のようにあちこち運転して連れて行ってもらっていたので、というより興味が大きく徹夜で作ったのだが、人間を対象にした制作でなく、鳥相手に、鳥を騙すための制作は人間相手より厳しい目で試されるようでワクワクした。
http://pavlovsdogxschrodingerscat.blogspot.jp/2016/10/jan-1984.html
「バードウォッチング」は何か自然保護活動とセットになった慈善活動的な印象があるが、「野鳥撮影」はむしろハンティングだ。鍋田のあぜ道を何台もの4WD がタイミングを計って一斉に前進する。獲物を追い詰める猟のようだ。
3年周期で渡ってくるトリを見ることなく、去って行ってしまった。いや実際、毎日のようにSNSにアップされる画像を見てると何度も見たような気になってしまい、知人から案内が来てもご無礼してしまった。「お祭りなんだから参加しなければ楽しくないわよ。」と声が聞こえてくるが、どうも人が多いところは苦手だ。
イベント後半、にわかに話題になり対応に追われているキュレーターさんが毎日の夕方ニュースに登場する。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161017-00000081-asahi-soci
希少動物の鳥、無許可で芸術作品に 愛知の国際芸術祭
朝日新聞デジタル 10月17日(月)21時2分配信
愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2016」の参加作品に、「種の保存法」で義務づけられた環境相許可を取らずに調達した鳥が3羽含まれていたことが分かった。この作品は素材として約100羽の小鳥を4階建てビルに放って展示し、約20羽が死んだり外に逃げたりしていた。
問題となった鳥は、オーストラリア原産のコキンチョウ。同県豊橋市で展示中のブラジルの芸術家の作品に含まれていた。種の保存法で「国際希少野生動植物」に指定され、譲渡には環境相許可が必要。3羽はトリエンナーレ実行委員会が7月末、県内のペットショップから購入したが、その際、許可手続きをとらなかったという。
今月12日、保護団体の指摘で発覚した。実行委の照会にペットショップは「国内繁殖のペット用なので対象外だと思った」。国内繁殖の個体はネットでも広く売買されており、手続きなしで譲渡される事例も多いとみられる。
実行委は3羽を保護団体に預けている。担当者は「やはり芸術作品で生き物を扱うのは難しい」と困惑している。(斉藤太郎)
------- 引用終わり
社会制度的には、動物取扱責任者を置き動物取扱業に登録されたイベントであるという。
作者は豊橋の展示についてどう考えただろうか。ほかの地で発表したものを、展示場所に最適なところを選んで展開しただけだろうか。文鳥はどういった理由で選定しただろうか。色彩が目立つ3羽のコキンチョウは、造形的なアクセントという理由で選定したのだろうか。リオや他の地でも同じように管理者を置いた動物取扱業なのだろうか。
私が、この記事を見てすぐ連想したのは辺野古沖のサンゴ礁と基地移転の攻防だ。基地と芸術を一緒にするなと怒りの声が聞こえてきそうだが、
「芸術作品」は観客が作る。
そして動物取扱責任者等専門家の指導のもと芸術は行われる。
http://ameblo.jp/tsubasa0615/entry-12209791139.html
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http://aichitriennale.jp/artist/lauralima.html
ラウラ・リマ Laura LIMA
1971年ゴヴェルナドル・ヴァラダレス(ブラジル)生まれ
リオデジャネイロ(ブラジル)拠点
リオデジャネイロにおいて哲学と視覚芸術を学ぶ。90年代半ばから、リマは自ら「イメージ」と呼ぶ一連の作品を生み出してきた。それは、今日まで彼女が繰り返し取り組んでいるさまざまな個人的な概念を、視覚的かつ具体的に見えるようにする試みだといえる。中でも象徴的な作品は、「Man-Flesh/Woman=flesh」という文言のもとにまとめられた作品群で、そこでは、人間と動物が単なる「もの(肉)」として扱われ、正確な指示書に従って行動するというものである。国内をはじめブエノスアイレス、メキシコシティ、チューリッヒなど各地で個展を開催している。
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http://aichitriennale.jp/info_lauralima.html
ラウラ・リマ《フーガ(Flight)》に関する鳥の取扱いについて
同作品の鳥の飼育につきましては、管理スタッフを配置し、動物取扱責任者等専門家の指導のもと毎日1時間程度の清掃及び週1回の休館日における集中清掃など適正な運営に配慮しているところですが、メール等により以下のご意見をいただき、以下のように対応しました。なお、一部未対応のものについては、早急に対応を検討し、決まり次第本サイトで状況をお知らせします。
主なご意見
①金網の隙間から逃げ出した鳥の保護が必要。合わせて金網の補修が必要。
②衰弱している鳥がいて、対応が必要。
③会期終了後の鳥の受入れ先の確保が必要。
④展示室内の衛生面の対応が必要。
⑤エサについて栄養価の高いものも必要。
ご来場の皆様へのお願い
ご来場の際には、受付で手指の消毒をお願いします。これは中にいる鳥たちの健康を守るためです。また、お帰りになる際にも必ず出口においてあります消毒薬で手指を消毒願います。これはご自身の健康とお家のペットを守るためです。
二重扉の間に靴底を消毒するマットがございます。恐れ入りますが必ず靴底も消毒をお願いします。同様にお帰りになる際も消毒をお願いします。理由は手指の消毒と同じです。何卒ご理解とご協力をお願いします。
他にも改善することが多々あると思います。何かございましたら1階に「ご意見箱」を設置しましたので、ご感想などをいただけたら幸いです。
今日も、野生化したインコやカナリアが群れを成して飛んでいる。
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