2023年10月4日水曜日

アミガサハゴロモ類似の外来種 Pochazia shantungensis(和名はまだない)


先日、写真がやっと撮れて投稿した小さな小さなヘンテコな虫の話の続きです。
230914 /10:14 大白星羽衣の幼虫ではない?名無しの権兵衛

2023/10/03  12:20  Pochazia shantungensis成虫 勅使池にて

昨日、成虫見つけました。
この池を一周囲っているセメント製の柵(クヌギ擬態)でしか見ていないですが、柱天面の塗装の剝げや気泡の小さな穴に幼虫予備軍がびっしりついていますね。1年に何度も繁殖するようです。この池では6月頃に見つけて写真撮ったけど小さすぎてピン合わせが難しかった。
拡大して表面のテクスチャーを見ると人工セメントクヌギより、木彫っぽく見えますね。



緑っぽい粉で覆われてなく、赤錆っぽい色というのがアミガサハゴロモと異なる種ということらしいです。


230914 /10:14 幼虫
 しかし、すごく小さいながらもへんてこりんですごく目立つ幼虫(写真左)に比べ、成虫は渋いですね。
幼虫見つけて興味持って、なんだこれは!?と思ったのが始まり。ググって成虫のイメージ記憶してたら偶然、普通にいたんですが、僕でも見つけられるんだからもうすでにかなり侵略されてそうですねw!

 地味で目立たない成虫をたまたま見つけれたのは私の視線が正面上に向かわず、絶えず下方向に手すりを意識し、手摺に手をついて休憩休憩しながらしか歩けないリハビリウオーキング故ですね。この池の一周2.7km はトリヤさんのほかに圧倒的に多いのは健康寿命延ばしたい老夫婦や健康意識高い系ランニングパーソンなので誰もこんな柵の柱の上とかに注目してないですね。柵の存在すら目に入ってないかもしれない。みんな目的を見て走ったり歩いたりしているように見える。僕より年配の人が汗だくで必死に走っている。そういった健康人に比べれば自身の今が情けなくもなりますが、一方でよぼよぼと視線をした方向に手摺を頼りに歩いてるからこの変な虫にも出会えたわけで、そう考えると自身の今の状態もまた何かの発見につながる要因であるな と不自由な身体をポジティブに納得させるのでした。

 池の周囲は様々な樹木に覆われていて、その木々から手摺に落ちてきてると思うんですが、結構この手摺に多く見られるというのは気に入った樹木があるわけではなく、繫殖は天然木とか関係なくどこでもよいという感じですね。ネットでいろんな記事を見ると栗の木に多いとか○○の木を好むとかありますが、韓国のリンゴ果樹園とかで害虫扱いされてるのを見ると、いたるところで何度でもという繁殖力が勢力拡大の要因という当たり前の事実を見せられる思いです。

 それにしても、大白星羽衣(オオシロホシハゴロモ)という名前かっこよかったのに。。
ネット上では幼虫がオオシラホシハゴロモとされてるのがいくつか見られますが、成虫になると明らかに違いますね。
オオシラホシハゴロモ
あのハゴロモの幼虫は、オオシラホシハゴロモではなかった!

ググると、2018年頃から日本各地で見受けられ初め、岐阜の先生が詳しく解説しています。

Pochazia shantungensis
ウィキペディア(英語)から翻訳
Pochazia shantungensisは、ハゴロモ科のウンカの一種です。
それの別の学名はRicaniashantungensisであり、より一般的には茶色の翼のあるセミとして知られています。
この種は農林業の害虫と見なされています。主に浙江省の沿道にあります。山東省の果樹園でも見られます。 

2023/10/04