2018年1月7日日曜日

陶印
















備忘、正月の会話
弟が見つけた父の遺品の陶印について、母を交えて話が弾む。

母、曰く
お父さんは東京に行くたびに銀座の鳩居堂で硯や陶印などを買ってきた。
陶印は、泰山先生のお母さんも作っていて鳩居堂にも卸していた。
弟、曰く
鳩居堂や書道文具について聞いた時のお父さんからの手紙には、泰山先生のところで作っていたという話はなかった。

さて真相は?
HPの略歴を拝見すれば「・・文人としての学を修める。書・詩・陶印・篆刻等をもって、父 祖よりこれを専業とする」とある。
陶印をされてたとなると窯もあったことになるだろう。楽窯のような小さい窯だろうか。
釉を見れば低温酸化焼成の陶器である。白印部を見れば爪楊枝のようなものでつついて彫られているようにも見える。生素地段階での刻印であるようだ。
鈕(ちゅう)と呼ばれる持ち手部分の彫塑は獅子や干支の動物で良くできています。

陶印の発見は今年の正月の収穫です。
作品やプロダクツの展開のアイデアが浮かびました。