2023年6月25日日曜日

230625 朝活、蝶蜻蛉リベンジ


鳰がベビーラッシュの池で蝶蜻蛉リベンジです。



ひらひら、曜変天目ラスター釉のステンドグラス



前脚、折りたたんで4本脚でとまっています。




この時は前脚1本前に伸ばしています。垂直にとまるときは4本脚でとまると誰かが言ってました。この時は水平な葉にとまっています。脚が隠れてるので詳しくは見えません。

1号橋周辺では、1頭とペアの合計3頭、確認できます。2号橋周辺でもひらひら飛んでいます。一昨昨日、夕方に来た時は見つけられませんでした。蝶蜻蛉も朝活です。




2023年6月22日木曜日

鳰鳥(ニホドリ)息長鳥〈シナガドリ)と息長川〈オキナガガワ)

 



「鳰鳥(ニホドリ)の 息長川(オキナガガワ)は 絶えぬとも 君に語らむ 言(コト)尽きめやも」 万葉集・巻20-4458番・馬史国人(ウマノフヒトクニヒト)



冬が去り気温が上昇し日差しが強くなってきてからは、死の恐怖に直結するような酷い呼吸困難の発作は起こらなくなった。それでも動作時の息苦しさは慢性化してるので、健康な時の呼吸がどんなだったか身体は忘れてしまっている。

息苦しさの「息」とは「生きる」に通じる言霊であろうなどと考えてると、ここのところ観察しているカイツブリが、やはり「息」を字に持つことに何か縁を感じ、さらに、私の脳みその迷路はまったく異なる故郷の今川(大阪市では万葉で歌われている息長川オキナガガワは今川説をアピールしている)に繋がってゆく。
そして四天王寺研究の南さんがfbでつぶやいた仮説、「息長(オキナガ)=沖縄難民 ゆえに日本書紀は神功皇后を卑弥呼と比定した。」


水辺の湿地でよく見かける身近な鳥、カイツブリ。万葉集など古くからよく歌に登場する。
それゆえかカイツブリの和名はいくつもある。
カイツブリはカイ=たちまち、ツブリ=潜るときの水音が転じたとされる。
万葉の頃から歌に詠まれる鳰鳥(ニホドリ)は「すぐ水に潜る(入る)」生態を一文字で表す字に当てた大陸由来でないヤマト漢字。
「息長鳥」と書いてシナガドリと読む。またその繁殖状態から「浮巣鳥」(ウキスドリ)ともいう。いずれも和名であり、大陸漢字とは異なっている。

同じ「息長」(息が長い)と書いてシナガとオキナガの異なる読みは漢字が当て字であることを示している。水鳥のカイツブリと渡来氏族のオキナガ氏を区別するための読みに、漢字をあてたのだろう。潜って水中生物を獲るカイツブリの生態から「息が長い鳥」。息(訓読みイキ)(音読みシ)。さすれば息長氏(オキナガウジ)は沖縄由来ということか?
地名 息長川 オキナガガワ は息長氏族の地を流れている川という意味と、息長鳥 シナガドリ がたくさんいる川という意味の両方の意味にもとれる。
一方、文学界では息長川 オキナガガワ は特定の場所を指す地名としてではなく、文学界の通説として象徴的意味として用いられている。
生態観察→象徴的意味
いや、象徴的意味などという大げさなものでなく、東下りの八ツ橋が刈谷のカキツバタという固有の場所から転じて文化人の間でだけ通じる隠語のようなものになったように?
わかる人の間で引用引用を繰り返し、特権階級としての芸術に関わる人たちだけが阿吽の呼吸で理解できるといった。。。
こんな風に考えてると、私の脳みそ迷路はこの脱線が、生成AIやChatGPTにつながりを求め始めていることにもやもやしだしている。
・・・文学界の通説ではこの台詞は、古歌を書き写した屏風絵や歌扇に書かれ、また鳰鳥の歌も歌人に広く詠まれていたため、「息長川」と言えば「誠実な恋」を意味するものと考えられていたようです。(大阪市ホームページ)


230622-勅使池nest04




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ブラタナベ ~ 今川と息長川  (2015年5月19日火曜日)


大阪市ホームページ 018 息長川(おきなががわ)2022年12月19日



2023年6月20日火曜日

230620 勅使池 カイツブリ

 2023年初夏。池の水全部抜く(耐震工事、池干し)から復活した勅使池。水辺ではカイツブリのベビーラッシュ。


nest #05
(豊明側東屋より反時計回りに数えて5番目の巣: 1号橋西南)  
5羽の雛たちは巣から離れて自立への道。しかし、まだ親から魚をもらっています。











2023年6月2日金曜日

「Kとの会話」その5

  一点透視図的な奥行きを強調しようとしてまっすぐな一本道の並木的な絵がつまらないのは、その図法が目的になっていて表現に直結してしまってることなんです。



すぐれた作品というものは、その図法が目的として前面に出てこなことによって、その作品が発するもやもやとした複数の問題を探そうと何度も何度もその作品に向き合って立ち会おうとすることを強いるのです。つまり何度も見たいという欲求を誘発しないものはすぐれた作品と言えないのではないか。
 まあこういったことで、僕はKの作品にそれほど興味を惹かれないということなんですよ。
面と向かってあなたに言うのは失礼かもしれませんが。
この感覚はトリックアートという見世物にも通じるのですが。
いや、見世物が悪いと言ってるわけではありませんよ。
緊張の連続で疲れきってる時に難しいことを考えたくなくなるじゃないですか。そんな時、大声で笑わせてくれる芸能というものは確かに必要ですよ。だけど面白いかと言われれば面白くない。まあこの二つの日本語の曖昧さがあるんですが「おもろー」と「実に興味深い」という違いでしょうか。
そんな風な感覚なんですよ。





 面白くないと言えば、僕の根本的な問題についても話さなければならないでしょう。
ええ、発表活動を行わなくなった理由についてです。
自由な提言を作品として提示し他者の意見を聞く、あるいは反応を見るということなんですが、それは一方で売るためのアートワークを作る、注文に応じて製作するということと、別なアマチュアな行動でもあるのですが、そのあいまいな状況下にもやもやして折り合いを付けられなくて今に至るわけです。

 97年の三つの展示発表。
ええ97年というのはこの国の経済がポキッと折れた有名なグラフが示すあの年です。
その頃社会を賑わせていたのは、ポリコレとかジェンダーフリーとか耳慣れない言葉が飛び交うようになった頃です。
海外由来のアートニュースでもホイットニーバイアニュアルとかでそういった類のテーマによる作品が多いとか伝聞されていたあの頃です。
まあ、それはいいんですが、それ、この日本に持って来て扱う問題?という疑問があったのは一旦措いておいて、自由な提言を謳っているリベラルアーツというものが、その実、左巻きの思想が当然の前提のようにふるまうことに「ええーーっ」となるわけです。
リベラルアーツ、コンテンポラリーアートというものが左巻きの思想を前提として存在しているということの片寄り。それって辞書的な意味の「リベラル=自由な」とは異なることじゃんてなるわけです。右巻きの保守とかそういったことは初めから存在しないように排除されてるような振る舞い。
ああこれが共産革命だったのかとようやく今になってはっきり理解実感したのですよ。以前 よりはるかにポリコレとかジェンダーとか言う語が身近に聞くようにこの国の社会に浸透していって、法律さへ作ろうとしている、今。

当時も、「抽象絵画は偶像否定したあの人たちの思想から始まってるんだからアメリカの現代美術というものも、いわゆる一つのフォークアートですよね。」と一世代上のポジション作家の人たち数人の集まりで発言してひんしゅく買ったりしてたんですがね。
まあその時はそれほどでもなかったんですが。そのあと数年して、自分がそういった展示会に出品するようになった頃のことです。

芸大の先生が学生数人を連れて展示会場に来てくれて、感想を述べたのですね。
ジェンダーフリーの流れの中で性差を強調した表現は時代に逆行していると。

いやぁ、僕としてはポリコレよりもバイオロジカルコレクトネス biologically correctness の方に興味があったわけで、、、
ポリコレで強調しなくても生物の世界では♂が♀になったり♀が♂になったりすることはなんら不思議ではないし、、
何よりこの国の文化(源氏物語や歌舞伎)を見ても、今さら海外から耳慣れない横文字にして改めて「世界標準から遅れているこの国・・・」と詐欺的に強調して輸入することに???となるわけですよ。
それ時代の流れとか関係ないじゃないですか。
アッ、ついつい脱線が過ぎました。
つい昨今の状況が当時を思い出させてくれたんですよ。


つづく


関連投稿 ---------------
「古い3D」と「新しい3D」(その1)  2021年11月7日

2023年6月1日木曜日

230601 勅使池カイツブリ

 

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上:バンの巣
  巣だった後の空巣








下:カイツブリの巣 nest-10













230601 カルガモ 三兄弟




 メディアでよく目にするカルガモ親子、フィールドで実見するのは意外と初めてです。

草むらの中にやっと見つけました。


街では警官が交通整理して守ってくれますが、ここでは狙って集まってくるカラスから守ってくれる人はいません。
隠れる場所がない池の対岸に渡るのは命がけ。



そんなことはお構いなしのやんちゃな三兄弟。





急ぐ親に必死でついてゆく雛は3羽。












生まれた頃は兄弟がもっといたのでしょう。



@ 勅使池  3号橋西の入江にて 11:20~
(投稿 6/28現在、3羽は無事成長とのこと。)