2014年4月28日月曜日

The big stone structure is added on SIGILIYA ROCK

This project is for an artificial satellite's eyes.








"Quick Response Cloud ART" copyright free Art project

This Art project  is using by QR-code.



・QRCA (Quick Response Cloud Art) は、「見る」ことについてのアートである。

・QRCA は、メディアインスタレーションの形式と、メディウム自体を問うアートである。

・QRCA は、キュレーションアートである。

・QRCA は、QRコードのイメージを使用するが、同時に、これが展示される時間と空間から、ここではない時間と空間に連結する。








*「QRコード」という言葉を使用される場合、「QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です」

PARTICIPANT RECRUITMENT !

2014年4月27日日曜日

global library






global library についてのイラストレーションである。

「類」としての記憶とDNA ~

個人のプライヴァシーが崩壊したインターネット社会ではプライヴァシーという概念がなくなる。
クラウドコンピューティングの環境では繋がった個の記憶の共有が、自と他を分ける感覚が希薄になり大きな類の記憶に置き換えられる。
大きな物語としての歴史でなく、小さな物語の莫大な集積ビッグデータで満たされる。
クラウド、それはあたかも類としてのDNAの外在化、顕在化のようなものである。
~幸村真佐男氏のアーティストトーク130823@N-mark参加後に記


Sir Arthur Charles Clarke (アーサー・C・クラーク) ----------

1958年ごろ、クラークは様々な雑誌に科学的エッセイを連載し多くの予言を残している。これらは1962年の『未来のプロフィル』にまとめられている。2100年までの年表には様々な発明やアイデアが盛り込まれており、例えば2005年に "global library" という記述がある。同書には「クラークの第一法則」が書かれ、後の版で「クラークの三法則」に改められている。(wikipedia より)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%BBC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF

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幸村先生が36年前スリランカに行ったことを聞き、その頃コロンボに移住していたアーサー・C・クラークのことを思い出した。
wikiっていると2005年にクラークが書いたという"global library"という概念に出会う。
言葉からだけ勝手に想像するその考えは、自身の80年代に囚われていたことに対することと、その頃の制作の動機付けになったことが言葉として整理され気分がすっきりした。

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80年代に囚われていたことに対する整理------イメージと手法
キューブリックの「2001年宇宙の旅」のラスト30分の啓示と、そこから連想したグローバルライブラリーという考えが、その後の制作の動機付けになったと今にして思えば整理できる。
グローバルライブラリーをシンボリックに表現した地球上のすべての記憶装置としてのモノリスと巨大な赤ん坊スターチャイルド。
だからこの頃に描いていた絵は"global library"という考えについてのイラストレーションであり、1991年初めての個展での展示はそれを発展させた立体イラストレーションであるといえる。

80年代初頭頃より熱中した青いマジックインキでのピクセルドローイング。
材料的には、その頃、パイロットより商品化されたペイント系のマーカーとアルミ粉が混入された銀マーカーを発見した頃から始まる。
手法的には、印刷物の網点、ドットを拡大したリヒテンスタインの絵画に対抗し、丸を四角のピクセルにして手描きしたこと。
角がある四角いピクセルは、角が無い丸いドットより目に刺激的である。丸いドットは画面に奥行きを与えるが、四角いピクセルは画面のこちら側に向かってくる。それは眼球が丸い球であることに対し、四角は目に突き刺さる角があることによる。と非科学的な直感による。四角は平面の形と相似形をなし、フラクタルにイメージを連動させることができる。



そして再び"global library"という考えを思い出したのは幸村真佐男氏のFlickerシリーズに出会ってからであり、そのことが氏の近年の仕事への、勝手な親近感と興味へと繋がったのである。

2014年4月26日土曜日

givenーお題が与えられたとせよ140423 00:35

お題が与えられ、いくつものアイデアプランがアウトプットされる。
とめどなく排出される馬鹿馬鹿しくも生真面目なアイデアプランの数々。
しかし、それをすべて実行することに意味があるか。
それは、自身で制作しなくてもよいのではないか。
そして思い至る、アイデアプランのシェア。
個人のアイデアから無記名のアートへ。




お題とは何か。
企画意図、展示空間、展示時期そこから連想される歴史的出来事の数々。

アイデアプランとは何か。
デザイン、指示書。

アウトプットとは何か。
専門技術者による実行。



2014年4月24日木曜日

140424 真夜中の糖分補給



瀬戸からの帰り道、深夜営業してるのでつい寄ってしまうドトール。

コーヒーを飲みながら思い返すアトリエでのブラジル人との会話。

今、明かされるアトリエ入口バリケードの真相。
彼曰く「昨年11月に泥棒が入り、エアコン盗まれた。その時ここの入口も開け放されていた。アナタイナカッタ。
ナニカトラレタ?また泥棒が入るといけない、入口にブルーシートかけ部屋の存在隠し、リサイクル用品でバリケードした。
ブルーシートオロシトイタホウガイイヨ。ヘヤアルコトワカラナイカラドロボウハイラナイ。
イマ、エアコンヨクウレル。ドロボウイケナイ!ツカマエテヤリタイ!!」

外国人リサイクル業者間での泥棒が横行?彼はいい人だろうか??
今月中に出て行かなければならないと言う。

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締め切りに焦りながらも、糖分補給のおかげで馬鹿馬鹿しくも真面目なアイデアが思いついた。たまには甘いもん食べるべきと自分を甘やかす。
場所: ドトールコーヒーショップ エッソ菱野ウエスト店

fb-橋本 公成 2014年4月24日  愛知県 瀬戸市

2014年4月22日火曜日

memo for 「アートにおけるノベルティとノベルティとしてのアート」

新奇なもの

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http://ejje.weblio.jp/content/novelty

研究社 新英和中辞典----------------------
研究社研究社

novelty
音節nov・el・ty
【名詞】
1【不可算名詞】 珍しさ,目新しさ.
用例
The novelty will soon wear. 目新しさなんてすぐに消えていくものだ.
2a【可算名詞】 新しい[珍しい]物[事,経験].
b[複数形で] (おもちゃ・装飾品などで)目先の変わった小物の商品.
[NOVEL1+‐TY2]



ハイパー英語辞書---------------------
ハイパー辞書:会津大学•筑波大学版ハイパー辞書:会津大学•筑波大学版

novelty
【名詞】
1珍しさ, 新しさ, 斬新(ざんしん)さ.
2[a/the 〜] 目新しい物[事, 経験], 珍しい物[事].
3[〜ies](安い・珍しい)商品, 新案の商品[玩具].
【形容詞】
[限定] 奇抜な, 斬新な.
用例
There's a certain novelty value in this approach.
印欧語根
newo- 新しいことを表す(newなど)。印欧語根nu-にも関係する。


和英マシニング用語集------------------------
住友電工ハードメタル住友電工ハードメタル

novelty
新規性



JST科学技術用語日英対訳辞書---------------------
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構

novelty
ノベルティー; 斬新さ; 新規性; 新しさ


ライフサイエンス辞書--------------------
ライフサイエンス辞書プロジェクトライフサイエンス辞書プロジェクト

novelty
***
新規性, 目新しさ, 目新しいもの
用例
novelty [目新しいもの]
Gene duplication is widely regarded as the predominant mechanism by which genes with new functions and associated phenotypic novelties arise.
(Trends Genet)
noveltyの共起表現


日本語WordNet(英和)--------------
日本語WordNet日本語WordNet

novelty
【名詞】
1 安価でこれみよがしの宝石・装飾品または着物 (cheap showy jewelry or ornament on clothing)
2 小さくて安価な大量生産された記事 (a small inexpensive mass-produced article)
3 新鮮で目新しいことによる独創性 (originality by virtue of being refreshingly novel)
4 新しく意外なことによる独創性 (originality by virtue of being new and surprising)


EDR日英対訳辞書--------------------
独立行政法人情報通信研究機構独立行政法人情報通信研究機構

novelty
新奇


日英・英日専門用語辞書-----------------
日中韓辭典研究所日中韓辭典研究所

novelty
新型・新案商品,新しいもの,斬新さ,新奇性,新型製品,ノベルティー,新しさ,目新しさ


クロスランゲージ 37分野専門語辞書------------------
株式会社クロスランゲージ株式会社クロスランゲージ

novelty
ノベルティー; 新規; 新規性; 新案; ノベルティ; 新型製品; 進呈品


斎藤和英大辞典------------------
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社

novelty
新物;新案;新;珍柄
Novelty
新奇


Weblio専門用語対訳辞書------------------
英和辞典・和英辞典 - Weblio辞書英和辞典・和英辞典 - Weblio辞書

novelty
ノベルティー
カテゴリ 自動車用語


Weblio英和対訳辞書--------------
英和辞典・和英辞典 - Weblio辞書英和辞典・和英辞典 - Weblio辞書

novelty
新味, 変り種, 変わり種, 新規性, アイディア商品, 新案, ノベルティ, 変種
novelty
目新しい物, 珍しい物
novelty
新規性
特許法において、新規性(しんきせい、novelty)とは、発明が先行技術(prior art)のものではないこと、すなわち、従来公開されていた技術そのものではないことをいう。
novelty
ノベルティー
Weblio英和対訳辞書はプログラムで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



Wiktionary英語版-----------------
出典:Wiktionary

novelty
出典:『Wiktionary』 (2012/10/13 15:32 UTC 版)
語源
Old French novelté (Modern French nouveauté), from the adjective novel, ultimately from Latin novellus.
名詞
novelty (countable かつ uncountable; 複数形 novelties)
The state of being new or novel; newness.
2012 May 24, Nathan Rabin, “Film: Reviews: Men In Black 3”, The Onion AV Club:
Men In Black 3 lacks the novelty of the first film, and its take on the late ’60s feels an awful lot like a psychedelic dress-up party, all broad caricatures and groovy vibes.
A new product; an innovation.
1748. David Hume. Enquiries concerning the human understanding and concerning the principles of moral. London: Oxford University Press, 1973. § 10.
Reconciling profound enquiry with clearness, and truth with novelty.
A small mass-produced trinket.
In novelty theory, newness, density of complexification, and dynamic change as opposed to static habituation.
派生語
novelty song
novelty theory

「novelty」を含む例文一覧該当件数 : 692件--------------
a novelty : 珍しいもの - 斎藤和英大辞典
to run after novelty: 新奇を好む - 斎藤和英大辞典
things of novelty: 新奇なもの - EDR日英対訳辞書


noveltyのページの著作権---------------
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 研究社研究社
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 住友電工ハードメタル住友電工ハードメタル
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 独立行政法人情報通信研究機構独立行政法人情報通信研究機構
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 日中韓辭典研究所日中韓辭典研究所
Copyright © 2013 CJKI. All Rights Reserved
 株式会社クロスランゲージ株式会社クロスランゲージ
Copyright © 2013 Cross Language Inc. All Right Reserved.
 日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
Wiktionary
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CMUdict CMUdict is Copyright (C) 1993-2008 by Carnegie Mellon University.

書とレタリング

Youtube 資生堂書体「美と、あそびま書」のレタリング工程を見て、思い出すDTP以前。


self do self have !

面相筆と平筆、不透明水彩で輪郭をはみ出さずに色面を均質に塗る。烏口でまっすぐな均質な線をひく。
かつての平面デザインの基礎訓練。
特に、烏口でまっすぐな均質な線をひくことが苦痛だった私は高校時代、平面デザイン科から油彩画専攻に志望を変えた。その5年後、大学を卒業して仕事の現場で避けていた烏口を使用しなければいけなくなった。self do self have !
オリジナルシンボルマーク、ロゴタイプの制作。公に発表するためには避けて通れない最低限の技術、烏口!コンマ1のロットリングよりも烏口!渋々、一から溝引きを用いて格闘する受験生に戻る。
しかしこの時は5年前と異なり、自らが考案デザインしたものを発表するという目的が明快であったため渋々ながらも前向き姿勢。つまらないと思っていた事も、実際、行っていく中に自身が意識しなかった新たな発見が幾つもある。無駄と思えることでも、頭ごなしに否定せず、いったん何でもやってみるものだ。
思い起こせば、中学校の美術で初めてレタリングの課題があった。美術の教本の表紙の小さな「美術」の文字を拡大して六つ切ケント紙に墨でレタリングする。初めてやることは、何でも興味がわくもの。ただし升目を切って拡大トレース作業は自由に描けない制約は苦痛。


書とレタリング 

親父は書家だったが器用だったため、ある時、会社のロゴマークをデザインすると、烏口や製図用コンパスを駆使してシャープな白黒の図を描いた。手術道具のようなカッコイイ道具類。興味深くその行為を見ていたのは小学生頃だったか中学生頃だったか。
実家が教室だったので、あたりまえのように2歳から筆を持ち(持たされて?)日常が習字教室の現場で何の疑いもなく高1まで続けた書にまつわる習慣。
手本を写したり、形を整えるために二度筆でなぞることを厳しく注意される。「二度筆でなぞるのは看板屋の仕事!」とも。刷り込まれた「看板屋」と「書」、「デザイン」と「アート」!
もの心つく頃以前から染み付いたこの習慣で得られた快感は、何も描かれていない白い紙に一本の線をひくことの気持ちよさと一回性の緊張感!
その快感が高校時代の志望変更時にも無意識に影響しているかもしれぬ。


オリジナルとコピー(版下と印刷媒体あるいはタブローと版画) 

書聖、王羲之のもっとも有名な書で、行書体のお手本として書を学ぶ者が一度は通過する「蘭亭序」。その真跡に最も近いとされる双鉤填墨本(張金界奴本)は石板や木板に模刻し、それから制作された拓本である。いわば印刷媒体。コピーのコピーによる型の伝承。
「書」が”書きぶり”という体験の共有にその本質があるならば、面に置き換えられた拓本はオリジンが持つ情報が半減し筆跡の形状が情報の中心になる。書を学ぼうと臨書する者は形状のみの情報から、細部を分析補完し”書きぶり”に達しようと模倣する。
一方、印刷物の工程は、版下→製版→印刷という流れで、グラフィックデザインの現場から見れば、王羲之が版下を制作し、石板や木版などの製版工程を経て、拓本という印刷物になる。王羲之の書は印刷媒体が伝承していると見ることもできる。グラフィックデザインでの版下は原版を作る元であり重要であるが、それは黒子のようなものでアートのオリジナル作品の価値とは異なる。グラフィックデザインではコピーである印刷媒体こそがオリジナルな成果物なのだ。
マスに流通するグラフィックデザインでは視覚伝達の要素が重要である。レタリング、フォントでは文字情報としての伝達が重視されるから滲みや筆致の痕跡はノイズとして扱われ排除されてきたことは容易に想像される。拓本が登場し、書とレタリングは分離し別々の道を歩き始めた。
書は一回性の”書きぶり”を重視するため、二度筆、補筆を悪しきモノとして退け、レタリングはノイズを排除するため二度筆、補筆をよしとする。


==========
かつて私がレタリングから逃げ出し、拒絶したのは何だったか。
グラフィックデザインという領域でのノイズの排除と、一回性の潔さでない表現?
DTP (Desk top publishing) 以後、べジェ作業のレタリング、フォント選択によるタイピングがあたりまえの作業。烏口、ピンセットで写植の切り貼り字間、行間調節、などなどといったDTP以前のグラフィックデザインテクニックは今、何の役にたっているか。。。

少なくとも、私の眼の役に立ってはいる。製版カメラ(フォトスタット)で遊べたことと共に。



資生堂書体「美と、あそびま書」 
https://www.youtube.com/watch?list=PLAeW7D2lL7xLm0PGqdS31AuR0zw57cn9J&v=32d91e9UN6A



* 「書」の表現として見、現代のデジタル環境に拡大解釈すれば王羲之は手書きで書の型をプログラミングし、その結果、伝承した書の型は、メディアアートとも言える。

* 王羲之自身、酔って書いた蘭亭序の草稿を再度、清書できなかったと言い伝えられている。作者でさえ、一回性の感情、感覚、気分、心のありようをコピーできないところに「書」の本質があり、それは書に限ったことではない。

** 蘭亭序
353年(永和9年)3月3日に、名士41人を別荘に招いて、蘭亭に会して曲水の宴が開かれ、その時に作られた詩集の序文の草稿が蘭亭序である。王羲之はこれを書いたときに酔っていたと言われ、後に何度も清書をしようと試みたが、草稿以上の出来栄えにならなかったと言い伝えられている。いわゆる「率意」の書である。28行324字。
王羲之の書の真偽鑑定を行った唐の褚遂良は『晋右軍王羲之書目』において行書の第一番に「永和九年 二八行 蘭亭序」と掲載している。自らが能書家としても知られる唐の太宗皇帝が王羲之の書を愛し、その殆ど全てを集めたが、蘭亭序だけは手に入らず、最後には家臣に命じて、王羲之の子孫にあたる僧の智永の弟子である弁才の手から騙し取らせ、自らの陵墓である昭陵に他の作品とともに副葬させた話は、唐の何延之の『蘭亭記』に載っている。
したがって、王羲之の真跡は現存せず、蘭亭序もその例にもれない。しかし、太宗の命により唐代の能筆が臨摸したと伝えられる墨跡や模刻が伝えられている。
引用:from wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%98%AD%E4%BA%AD%E5%BA%8F


2014年4月18日金曜日

140418 菜の花の絨毯


菜の花の絨毯 













2012年4月18日 18:15   橋本 公成さんは庄内川 松河橋付近にいます。

2014年4月17日木曜日

140417 I knead soil.



I knead soil.
I give water to dried-up clay and knead by hands. During that time, I hear a sound called KUCHYA KUCHYA. It is like the totally muddy play.
And, more than one year, it is forgotten again, and the clay becomes like the dried-up ground.
I give water to dried-up clay again and I knead it again. The repetition of such a thing.
I murmur "plowing the soil is the culture".


土を捏ねる。
ほったらかしにして水分が抜けた粘土に水を与え、手でくちゃくちゃ泥んこ遊び。
そして再び一年以上、忘れ去られ、粘土はまたもや干からびた地面のように。
粘土に再び水を与えて、また捏ねる。
そんなことの繰り返し。
「土を耕すこと、それはカルチャー」などとつぶやきながら。




=========
洞のアトリエに出勤二日目。リサイクル業者が撤収しだしたから、もう少しここで仕事続けるか。ところで、先日の若者たち、ヤモリのミイラは誰のお土産になったのかな。

2014年4月17日 19:51  橋本 公成

2014年4月12日土曜日

いろはにほへとちりぬるを ~ from wikipedia

メモ:
いろはうたについてWikipediaよりのコピペから整理。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%AF%E6%AD%8C

===================
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす

色はにほへど 散りぬるを
我が世たれぞ 常ならむ
有為の奥山  今日越えて
浅き夢見じ  酔ひもせず 

===================
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす京

色はにほへど 散りぬるを
我が世たれぞ 常ならむ
有為の奥山  今日越えて
浅き夢見じ  酔ひもせず 

--------------------
古くから「いろは四十七字」として知られるが最後に「京」の字を加えて四十八字としたものも多く、現代では「ん」を加えることがある。いろはかるたの最後においても「京の夢大坂の夢」となっている
京の夢とは朝廷で官位を極める「出世」、大坂の夢とは商売で財を築く「富貴」の夢。夢物語をする前に唱える諺。

====================
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす

色はにほへど 散りぬるを
我が世たれぞ 常ならむ
有為の奥山  今日越えて
浅き夢見じ  酔ひもせず 

匂いたつような色の花も散ってしまう。
この世で誰が不変でいられよう。
いま現世を超越し、
はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい。

---------------------
文中の「有為」は仏教用語で、因縁によって起きる一切の事物。転じて有為の奥山とは、無常の現世を、どこまでも続く深山に喩えたものである。中世から現代にいたるまで各種の解釈がなされてきたが、多くは「匂いたつような色の花も散ってしまう。この世で誰が不変でいられよう。いま現世を超越し、はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい」などと、仏教的な無常を歌った歌と解釈してきた。

====================
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす

色はにほへど 散りぬるを
我が世たれぞ 常ならむ
有為の奥山  今日越えて
浅き夢見じ  酔ひもせず

諸行無常
是生滅法
生滅滅已
寂滅為楽

諸行は無常であって
これは生滅の法である
この生と滅とを超えたところに
真の大楽がある 

--------------------
12世紀の僧侶で新義真言宗の祖である覚鑁は『密厳諸秘釈』(みつごんしょひしゃく)の中でいろは歌の注釈を記し、いろは歌は『涅槃経』の中の無常偈(むじょうげ)「諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅為楽」(諸行は無常であってこれは生滅の法である。この生と滅とを超えたところに、真の大楽がある)の意訳であると説明した。

===================
いろはにほへと
ちりぬるをわか
よたれそつねな
らむうゐのおく
やまけふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす

以呂波耳本へ止
千利奴流乎和加
餘多連曽津祢那
良牟有為能於久
耶万計不己衣天
阿佐伎喩女美之
恵比毛勢須

— 『金光明最勝王經音義』

------------------
文献上の初出である『金光明最勝王経音義』とは、『金光明最勝王経』についての音義である。音義とは経典に記される漢字の字義や発音を解説するもので、
いろは歌は音訓の読みとして使われる仮名の一覧として使われている。ここでの仮名は借字であり、7字区切りで大きく書かれた各字の下に小さく書かれた同音の借字一つ乃至二つが添えられている(ただし「於」〈お〉の借字には小字は無い)。

2014年4月5日土曜日

メディアアート ~メディア(媒介)による鑑賞とその誤読~ 切手からの模写「秋冬山水図(冬景)」雪舟筆

4~5歳くらいの頃、鉄腕アトムが始まると紙と鉛筆を持ってテレビの前に座り込みひたすらアトムのイメージを追いかけた。動く対象を線で追いかける熱中。クロッキーと言う言葉を知るのは10年後。
その後、小学生の頃に初めて美術品というものを自発的に写したことが記憶にある。初めての模写。現物は現存しないが、記憶は強い。模写の対象は、雪舟筆「秋冬山水図(冬景)」
模写の元になったのは画集や大きな図版ではなく、発行されたばかりの小さな記念切手。

日本郵便記念切手 第1次国宝シリーズ 第5集 室町時代 1969年2月10日発行
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/philately/tokyo_nm_painting.html


かっこいいと感じて描きたくなった以外に、なぜ模写をしたかの記憶は無い。
1969年2月10日発行だから、たぶん11才頃。学校から帰ってきて、午後に。小さな切手からB5サイズくらいの紙に拡大して描いた。何がかっこよかったか、再度分析。

1)カラー
画面中央のエイッヤッとひかれた垂直の線はかっこいい。
同時に画面を覆う地のグレーのカラー。そのウオームグレーがカラー印刷により、その色にワクワクした。モノクログレーを色として感じた体験。
当時の媒体によるイメージ体験は天然色カラーへの移行期であった。
白黒テレビからカラーテレビへ。白黒写真からカラー写真へ。
見慣れていた白黒イメージがカラーになることでワクワクしたことはなぜか。
身の回りの日常風景は天然色カラーで広がっているのに、そのことにはカラーとして意識せず、媒体メディアになった時、初めて意識するのはなぜか。

2)小さいイメージ
小さい切手からB5くらいの厚紙に拡大して写した。
部分の比率を測って升目拡大したかは記憶に無いが、この頃の私は、小さい図から拡大して模型を作ることに熱中していたからそうしたかも知れぬ。
中公新書だったかの蒸気機関車に掲載されていた100/1くらいの側面図イラストから9mmゲージ用のペーパーモデルを作ることに熱中していた頃。当時はデジタルコピー機などなかったから部分部分の寸法を物差しで測り、想像した正面図から車軸の幅を9mmにあわせて比率を割り出し採寸する。算数で習った比例を実践で役立てることを楽しんでいたかも知れぬ。
小さい印刷メディアによる美術品は日常に在った。美術館に行かなくても、道端に落ちている東海道五十三次の浮世絵を印刷したマッチ箱。お茶漬け海苔におまけでついているカードなどより、道端で踏みつけられ雨にぬれてアスファルトにへばりついている東海道五十三次を見つけた時のほうが所有欲が高まったのはなぜか。

 *ゼロックスコピー機の登場は画期的なものであった。それまでの、升目を切って線をなぞるような拡大縮小作業はわずらわしくもあり、その行為の途中に感覚が入り込むことから、自身の感覚のイメージが信用できない部分が残るのだ。そんな感覚部分を排除し、機械的に一気に2倍、4倍、10倍に拡大したイメージが現前することはそれ自体感動する出来事だ。

3)書法
描いたのは水彩絵具であるが、水墨画、の書法、運筆をを真似るというものではない。
描かれていない紙の部分の色を再現するため、赤を少し混ぜた黒と白の絵具で油絵を描くように不透明の絵具で画面の隅々まで塗りこめた。画面を覆う褐色がかったグレーが何もかかれていない地色との認識は無かったかもしれない。

4)絵画空間
中央の線と、左側のとがった白い山々。中央の線は手前と奥行きを区切る岩の輪郭という認識は無く、遠景の山の天まで続く、とがった奇妙な輪郭と認識していた。だから画面右の筆の腹で刷いたような墨蹟が岩のテクスチャーを表すタッチであることの認識がなく、その部分は奇妙な木を表すタッチであるかと解釈していた。
岩の輪郭の線が中央の上部から始まっていなく、途中から始まっていることによりこの誤読に繋がった。遠景の空と手前の岩の面が画面上部で繋がっている。つまり私の目は絵画空間をではなく、墨蹟の線を追いかけて何が描かれているかの対象物に向いていたのであろう。
その線が、遠景と近景を分ける岩山の輪郭に見えだしたのは、十数年後、同じように画面中心に遠景と近景を分断するように手前の岩を描いたセザンヌの石切り場の油絵図版を見てからである。晩年作であるというこの絵も近景と遠景の色班は細かいタッチで溶け込み、面として見る時に遠景近景の区切りは曖昧である。雪舟の大胆な太い筆のと異なり、振るえるような細かい細い線がその輪郭を作り、その線は遠景近景の分断をたよりげながら表している。
頭の中ではっきり見えているこのセザンヌの図版を、今ネットで検索しても見つからない。あるいは私の脳の中で作り出された記憶によるイメージかもしれない。

5)大きさ
切手になった雪舟筆の原画の大きさは47.8cm×30.2cmというA3を少し大きくしたサイズである。
模写している時はもっと大きなサイズであると感じていた。

6)線
秋冬図山水図の中央の線が記憶にあったかは定かでないが、20年後、茶碗に描いた山中作画の図では山水画の中に入って、空に線を引く自画像を描いた。



「公成仙人山中作画の図」 貫入土に呉須と塩化コバルト(酸化焼成) 1989年頃


誤読と捏造による記憶のリライティング。それによっても時間は進行し、多くの人々が巻き込まれる事態へと繋がることもあるのは世の常。



*秋冬山水図に対する分析は以下に詳しい。
雪舟《秋冬山水図(冬景)》東洋的視座とオリジナリティ──「島尾 新」 影山幸一2009年02月15日号
http://artscape.jp/study/art-achive/1199351_1982.html